リテールメディアに広告出稿するには?
2025.04.10

店内に設置されたサイネージと商品陳列の様子
当社、(株)SalesPlusは各小売企業のリテールメディアの扱い、および各小売企業のリテールメディアを横断的に活用したエリアプロモーションに強みを持っています。
特に九州エリアではエリア上位の売上を誇るトライアルカンパニー、イオン九州、にしてつストアを含む複数の小売企業が参画する九州リテールメディア連合会(KRF)を立ち上げ、各店舗でのリテールメディア活用とエリアプロモーションを同時に図ることで様々なメーカーの売上・シェア向上の実績を残しています。
本稿ではKRFのリテールメディアを参考に媒体選定から申込、出稿までの流れをおおまかに解説します。
≪リテールメディアの媒体選定≫
リテールメディアは、大きく分けてインストアメディア(店内)とアウトストアメディア(店外)に分けられます。
基本的には商品が持つ課題によって最適なメディアを選定します。
~新商品発売の場合~
例えば、新商品発売時に適したリテールメディアは下記のようになるでしょう。
■主な目的
認知獲得と初回購入促進
■使用するリテールメディア
認知獲得:店内サイネージ、店内放送など
初回購入促進:アプリクーポンなど

店内サイネージとアプリクーポンのイメージ
≪クーポン活用のコツ≫
割引やポイントを付与するクーポンの活用は初回購入やリピート購入の促進に欠かすことはできません。
割引額・ポイント付与率は、対象SKU(単品・パック・バンドルなど)や競合商品との価格差などを鑑みて最適な金額・ポイントを設定することが重要です。また、商品カテゴリー毎に定着率が向上するリピート購入回数がある場合も多いので、目標数値を設けて継続的に活用することをお勧めします。
≪リテールメディアの申込方法と準備≫
昨今、様々な小売企業がリテールメディアを展開しています。申込条件や入稿スケジュール等は各社で異なりますが、KRFの申込手順と準備は次の通りです。
■申込方法
KRFを含む多くのリテールメディアは、広告出稿する店舗での商品の取り扱いが出稿の前提条件となりますので確認が必要です。
複数のリテールメディアに出稿する際は、空き状況の確認や申込に手間がかかりますが、KRFは複数の小売を横断した400店舗以上のリテールメディアの申込を当社がワンストップでお引き受けするので、広告主の作業軽減にもつながります。

リテールメディア広告出稿までの作業フロー
■準備・動画制作・実施
例えば、店頭サイネージの場合、放映開始日の1~2ヶ月前に動画の概要や放映希望店舗などの情報を提出し、入稿は放映の3週間前が目安となります。初回取引きの際は契約書の締結、見積もりのやり取りにも時間がかかる場合があります。
動画制作には1ヶ月~1ヶ月半ほどかかります。広告主から商品特長などをヒアリング。来店者の購買行動も考慮し販促効果の高い動画に仕上げます。
広告表現に関しては、各社で基準を設けているのでそれに準じる必要があります。例えば、「最高」、「No.1」などの最上級を用いる際は客観的なデータの提出や広告内に出典表記が求められます。
準備作業は余裕を持ってスケジューリングすることが重要です。
SalesPlusは店頭用の動画制作にも強みを持っています。年間で約1,000本の動画を制作し、販促効果の高い動画制作のノウハウを蓄積しています。
リテールメディアへの広告出稿や店頭動画の制作をご検討の企業様は、当社にご相談ください。